「日整広報176号(
2006年1月号)」表紙解説

 

 


  銀座のシンボル

撮影・文/玉井良仁    

   

 1,200万人の人口を有する大都市東京。
お台場、六本木ヒルズ、汐留と数ある観光スポットの中でも、古くから知名度の高い“銀座”。

 この町は都内でも特別な雰囲気をもち、街角の隅々までプランドイメージが漂い、行き交う人は皆、特別な装いで散策をする。

 銀座4丁目交差点にある服部時計店(現銀座和光)は、昭和7年に建築された銀座のシンボルである。そして、70年余り前に造られた構造美は、現在もまったく見劣りすることはない。

 時計の心臓部は、振り子からクォーツへと進化したが、4面に備えられた文字盤は当時から東西南北を指し、東京の中心を誇らしげに知らせている。

 多用化、重層化する“都会”のシンボルは、今もなおその威厳を保ちつづけ、特に夜のライトアップされた全貌は近代化されたデジタルにはない、どこか温かさのある安らぎを与えてくれる。


 

戻る